鎌足(かまあし)をご存知ですか?
鎌足は足先が外側に捻じれていることを言います。
たくさんの患者のカルテを見て発見した事は、体調の悪い90%のお客様の足先が外側に捻じれているのです。鎌足は生まれつきでなく、生活習慣、スポーツにより形成されます。特にスポーツの競技、訓練が一番大きいと考えられます。左右に動きブレーキをかけるスポーツです。
それはバレーボール、テニス、卓球、サッカー、野球等です。
足の裏の端でブレーキをかけることにより、足の裏の内側が上に向き両端が下に向くことになります。そうすると体の重心が外側に移動するのでO脚になり足の筋肉の一部が凝り臀部に力が入り腰が反り腰となります。反り腰になると巻き肩になり首が前に出て猫背になりやすくなります。そして仙腸関節痛、変形膝関節症、膝痛、腰痛、股関節症、座骨神経痛、腰椎すべり症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、鵞足炎に大きく関係していると思えます。これらの症状が出ている人はほぼ鎌足です。両足が鎌足で例えば左の鎌足の角度が酷い場合、重心は上に行くに従い右腰に寄り右腰当たりで不具合が生じ、ここで背骨はバランンスを取るため左に傾きの左肩の辺りで不具合が生じます。右腰当たりの痛みは腰椎椎間孔狭窄症の状態になると考えられます。又整形外科でMRI検査しても、この腰椎椎間孔狭窄は判りにくいそうです。
背骨の曲がりはS型とC型があります。それで肩の凝る場所が右か左になります。
腰が痛い、膝が痛いとマッサージや鍼灸、電気治療をしても原因は土台にあります。このように鎌足は体がバランスを保つ為、体の様々な箇所の筋肉を緊張させ硬くなり、凝りや痛みを出し姿勢を悪くさせます。当院は鎌足矯正と正しい歩き方の指導をしています。写真一番目は施術、真ん中は鎌足 三番目は矯正後です。写真の下に体の歪み図があります。鎌足矯正をすると上記不具合は解消していきます。
しかし鎌足の人は主訴の場所と離れており、又同じ部位でないので、例えば腰とお尻、腰と肩でしたら関係性があると思うのですが、腰と足の先ではピンとこないのです。説明しても頭の中でシャツトアウトととなります。鎌足を説明しても良くわかりましたと言い鎌足で立っている人が殆どですので、習慣を改善するには時間がかかり意識しないといけません。